汎用動力研究所/牛島達治
(はんようどうりょくけんきゅうじょ/うしじまたつじ)
1958 年東京生まれ。1982 年現代美術の寺子屋横浜の「B ゼミ」に参加。 1984 年、拾った石のためのプレーヤーの制作以来「無用な機械」と呼ぶ作品の制作を始め、以降国内外での展示やコミッションワークを多数手がける。1994-1995年 A.C.C.の助成でニューヨークに滞在しアメリカの美 術をリサーチ。2009 年より人力などで移動が可能な装置、移動式工房などの制作と活動を開始。2024 年現在、制作と街と人との関わりを大切にした工房の運営を創めようとしている。また街の中の特徴的な場所に対して表現を仕掛けて行く大規模なプロジェクトも計画中。
中川達彦
(なかがわたつひこ)
写真家。大阪生まれ東京育ち。1986 年から美術建築ユニット「PH スタジオ」のメンバ ーとして様々なアートプロジェクトに携わると同時にアーティストの作品や展示風景を撮影する写真家としても活動。2010 年頃からBankART1929のオフィシャルカメラマンとして数々の記録写真を担当。作家活動として個展やグループ展の開催、滞在制作として光州市立美術館レジデンシープログラム(韓国/光州、2017)ART SETOUCHI 「ライトハウス号が行く~瀬戸内本島編~」(香川/本島、2018)などがある。
三浦かおり
(みうらかおり)
東京生まれ。京都造形芸術大学卒業。アートと一般会社との間を行き来する日常における余韻、気配、痕跡をモチーフに制作。最近の個展に「識閾」 (2024 obi gallery)、「ならされたところの凸凹」(2022 Gallery Camellia)、「しつこい幻」(2021 Hasu no hana)等。主なグループ展に 「宇宙時間」(2023 代官山 Tsutaya)、「食と現代美術 vol.8」 (2021 BankART1929)、「矢中の杜展覧会」(2020 茨城)、「Japan im Palazzo」(2016 スイス)他。2025 年は都内のホテルやギャラリーでの個展、群馬でのグループ展を予定。
伊東純子
(いとうじゅんこ)
photo: Koji Sekimoto
東京生まれ、横浜在住。2009 年よりオリジナルブランド「un:ten(アンテン)」を立ち上げ、衣装から日常服までの注文服、アート作品など、布で様々なものを制作している。 2013 年より横浜美術館子どものアトリエからの依頼で制作している「Soft Toy」(ソフト トイ)シリーズは、重度障害を持つ子供達が遊べるためのプロジェクト。横浜トリエンナーレ2024 では美術館内にこどものア ートひろば「はらっぱ」を展開。2016 年より「レジリエンス (回復力)」をテーマに、古い着物を解いて洋服に仕立て直す 「着物服 KIMONOFUKU」プロジェクトも進行中。
キム・ガウン
(きむ・がうん)
1987 年韓国生まれ。イタリアと日本を活動拠点とする。韓国芸術総合学校建築学部を卒業後、画家、絵本作家、ジュエリーデザイナーなど多分野で活躍。2019年より黄金町 AIR 参加。「世界とのコミュニケーション」をテーマとした細密ペン画を制作。2017年に絵本 『君は僕のプレゼント!』を出版。イタリアや日本で個展、グループ展に多数参加。2024 年の夏から神奈川公園内にある 3m(h)×68.5m の工事用仮囲いに壁画「夢を描く人たち」を公開制作で描き、12 月にひとまずの完成をみた。この壁画は約7年間残る予定。
泉 桐子
(いずみとうこ)
1992 年生まれ神奈川育ち、横浜在住。2017 年武蔵野美術大学大学院修士課程造形学科日本画コース修了。主な展覧会に個展「真鴨とシャベル」(GALERIE PARIS/横浜、2022)、 「三菱商事アート・ゲート・プログラム 2021-2022 支援アーテ ィスト 6 組による新作展」(代官山ヒルサイドフォーラム/東京、 2023)、「日本 NIPPONMANIA マニア」(企画展・kunsthaus kaufbeuren/ドイツ、2023)、個展・BankART Under35/2024 (BankART KAIKO/横浜、2024)等。
鄭文豪
(つぇん・うぇんはお)
横浜市台北市芸術家交流事業で来日するアーティスト。滞在期間は 2025 年 1 月 4 日~3 月 31 日。1994 年桃園生まれ。2023 年 国立台北芸術大学大学院修了。機械的な動力と空 間インスタレーションを組み合わせた作品を多く制作し、近年は家族がパーキンソン病を患った経験から生まれた作品を制作。現時点の滞在プランは市内の 高齢者施設やバリアフリーの計画をリサーチし、制作物としては 廃棄された医療機器などを用いて機械とファウンドオブジェの組 み合わせをイメージし、音などを収集することで体験を物質化して人間と病気と機械の密接な関係を提案したい、という。
QUMU
(くむ)
現代美術作家らと日本企業のエンジニアらを繋げるオープンプラットフォーム。アーティストとエンジニアが手を「組む」ことで、継続的な制作活動を互いに支援し合い、恒久的にかつ安心してモノ作りを行える社会作りを目指して2024 年に設立しました。